
チェコにおける
洪水災害に対する緊急援助について
平成14年8月20日
- わが国政府は、8月20日(火)、洪水による被害を受けたチェコ共和国政府に対し、約1,900万円相当の緊急援助物資(発電機48台、コードリール48台、スリーピングマット1,008枚、タオル400枚、毛布3,000枚、プラスティックシート12巻、消毒剤3,000本)を供与することを決定した。
- チェコにおいては、8月第2週後半から降り続いた豪雨により、首都を含む国土の広い範囲で洪水が発生し、約25万人が避難する事態となった。首都プラハにおいても8月13日、同市を流れるブルタヴァ川が氾濫し、歴史的建造物が多く残る同市内の家屋、橋脚、道路および地下鉄駅が浸水、市民5万人が避難するなど、過去1世紀で最大級の洪水となった。現在、チェコでは、河川の水位が低下してきたことを踏まえ、復旧作業が行われている。
- わが国としては、今次被災者に対する人道的支援の観点、およびわが国とチェコとの友好関係に鑑み、川口順子外務大臣より同国に対し緊急援助を行う用意がある旨伝達していたところ、18日、チェコ側にて支援要請物資の具体的内容が固まったことを受け、緊急援助物資を供与することとしたものである。