
ネパールにおける洪水被害に対する緊急援助について
平成14年7月29日
- わが国政府は、7月29日(月)、洪水被害を受けたネパール王国政府に対し、約1,000万円相当の緊急援助物資(テント30張、毛布2,280枚)を供与することを決定した。
- ネパールでは、7月13日および21日から22日にかけて2度にわたり同国西部、中部および東部の広範囲で、集中豪雨による地滑りと洪水氾濫が発生した。これにより、死者・行方不明者280名以上、負傷者100名以上、被災者総数約5万名、倒壊家屋6,450戸以上、その他、農地、家畜および道路への被害等の甚大な人的および物的被害が発生した。
- 現在、ネパールでは、地滑りおよび洪水氾濫により家屋に被害を受けた被災者が不自由な避難生活を強いられており、ネパール政府は復旧のための自助努力を行っているが、国際社会より更なる援助を必要として、わが国政府に対して援助の要請を行った。
- わが国としては、今回の災害による被災者に対する人道的支援の観点、およびわが国とネパール両国の友好関係に鑑み、同国に対し緊急援助を行うこととしたものである。