
ペルーにおける寒波被害に対する緊急援助について
平成14年7月18日
- わが国政府は7月18日(木)、寒波により被害を受けたペルー共和国政府に対し、先方の要請に応じ緊急援助物資としてテント、毛布、プラスチックシート(約1,300万円相当)の供与を行うことを決定した。
- ペルー南部地域では、7月3日より、寒波が到来し、気温低下、降雪および暴風雨により、プノ、タクナ、クスコ等の南部各県で家屋の損壊、5歳未満の幼児を中心に呼吸器系疾患の増加、耕作地・家畜の被害等が発生した。このため17日現在ペルーでは、死者59人、被災者数7万人、被災家屋約1万7,000戸のほか、耕作地8,000ヘクタールへの被害、家畜約10万頭が死亡、生活道路の遮断による村落の孤立等の被害が発生している。
このような状況の下、ペルー政府は12日、南部8県において非常事態宣言を発出し、被害状況の把握および被災者の救済を推進するとともに、わが国政府に対し緊急援助を要請した。
- わが国政府としては、今次災害の深刻さおよび日本・ペルー両国の友好関係に鑑み、人道上の観点から緊急援助を行うこととしたものである。