
イラン・イスラム共和国における
地震災害に対する緊急援助について
平成14年6月25日
- わが国政府は、地震により大きな被害を受けているイラン・イスラム共和国政府に対し、25万米ドル(3,050万円)の緊急無償資金協力および1,980万円(約16万2,000米ドル)相当の緊急援助物資(テント、ポリタンク、発電機等)からなる総計約5,000万円相当の緊急援助を行うこととした。
- わが国政府は、現地時間22日夕刻、川口順子外務大臣よりハラズィ・イラン外務大臣に対し、お見舞いのメッセージを発出するとともに、22日中に在イラン日本大使館員を現地付近に派遣し、同館員は23日に外国公館員として最初に被災地において被害状況および救援活動を視察した。
- 今回の緊急支援は、今次災害の深刻さおよびわが国とイラン・イスラム共和国との友好関係に鑑み、人道上の観点から実施することとしたものである。
(参考)
イランでは、現地時間6月22日午前7時半(日本時間22日正午)頃、テヘランの西約200kmに位置するガズヴィン州を震源地とするマグニチュード6.5の地震が発生した。現時点までに死者約230人、負傷者約1,000人、家屋喪失者約2万5,000人が出ており、現在も被災地ではイラン赤新月社(赤十字社に相当)、軍、警察等による救援活動が行われている。