
パキスタンにおける集中豪雨による
被害に対する緊急援助について
平成13年8月3日
- わが国政府は8月3日(金)、大規模な集中豪雨による被害に見舞われているパキスタン・イスラム共和国政府に対し、3,210万円の緊急無償援助を供与することを決定した。
- パキスタンの首都イスラマバード市を中心とする半径約100km四方の地域で集中豪雨が発生し、死者183名、負傷者179名のほか、多数の家屋が全半壊し、家畜にも多大な被害が出ている。このため、パキスタン政府は、自ら救援活動にあたるとともに、わが国政府に対し緊急援助を要請してきた。
- わが国政府としては、今次被害の深刻さおよび日本・パキスタン両国の友好関係に鑑み、人道上の観点から緊急援助を実施することとしたものである。
- わが国政府は、1998年5月29日に、パキスタンによる核実験実施後、緊急・人道的性格の援助および草の根無償を除き、新規の対パキスタン無償資金協力は停止するとの措置をとることを発表したが、今回の緊急援助は、この措置の枠内(緊急・人道的性格の援助)として行うものである。