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アフガニスタン難民および国内避難民に対する緊急援助について

平成13年3月21日

  1. わが国政府は3月21日(水)、アフガニスタン難民および国内避難民の窮状を緩和するため、赤十字国際委員会(ICRC)等に対し、総額186万ドル(1億9,530万円)を緊急無償援助として拠出することを決定した。

  2. アフガニスタンでは、1979年のクーデター以来、20年以上継続している内戦により大量の難民および国内避難民が発生しており、近年は大規模な干魃により難民および国内避難民の数が増加している。そのため、アフガニスタン国内および近隣国の難民キャンプでは、物資・食糧の不足や昨年末からの厳しい寒波により、人道状況が急激に悪化しており、死者も発生していると言われれている。このような状況を踏まえ、国際連合人道問題調整事務所(OCHA)による総額約2億5,300万ドルの統一支援アピールを発出、またICRCも緊急アピールを発出し、国際社会に支援を要請している。今般のわが国の決定は、これらのアピールに応え、人道的な観点より資金を拠出することにしたものである。

  3. この緊急無償援助に加え、わが国は、世界食糧計画(WFP)を経由した食糧援助として、5億3,800万円相当の小麦を購入するための無償資金を供与することを決定しており、今般のアフガニスタンにおける窮状緩和に向けたわが国の支援は、合計で7億3,330万円となる。

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