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エルサルバドルにおける地震災害に対する緊急援助について

平成13年2月20日

  1. わが国政府は2月20日(火)、エルサルバドルにおいて発生した2度にわたる地震災害の深刻さに鑑み、同国政府に対する約213万ドル(約2億2,400万円)の資金供与および被災者に対する支援活動を行っているわが国NGO(日本赤十字社)に対する約4,000万円の資金供与からなる総額約2億6,400万円の緊急援助を行うこととした。

  2. エルサルバドルでは、本年1月13日(土)に大地震が発生したが、現地時間2月13日(火)午前8時24分(日本時間14日(水)午後11時24分)に再度強い地震(注1)が発生した。現地16日(金)午後12時(日本時間17日(土)午前3時)のエルサルバドル政府の公式発表では、死者283名、負傷者2,937名、被災者数173,359名、被災家屋36,379棟という被害が報告されている。一部地域では家屋倒壊や崖崩れが発生しており、今後被害は拡大する模様である。

  3. わが国政府としては、今般の2度にわたる地震災害の深刻さに鑑み、人道的観点から本件支援を実施することとした。わが国よりエルサルバドル政府に対して供与される資金は、仮設住宅約1万戸の建設用資材(亜鉛鉄板等)の調達費に当てられる。
     また、NGO支援の資金は、日本赤十字社が実施する緊急シェルターの建設事業費用の一部として使用される。

    (注1)今般の地震の規模
     米地質調査所は、マグニチュード6.6と観測(エル・サルヴァドル公共事業省地質研 究所は同6.1と発表)。

    (注2)これまでのわが国の支援
     先般1月13日(土)の地震に対し、緊急無償50万ドル(約5,250万円)、 緊急援助物資約2,500万円相当の供与、緊急医療チーム(18名)の派遣を行い、更に2月13日(火)に発生した2度目の地震に対し、約1,300万円相当の緊急援助物資を供与。


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