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モンゴルにおける雪害に対する緊急援助について

平成13年2月20日

  1. わが国政府は2月20日(火)、2年連続の雪害により大きな被害を受けているモンゴル国に対し、被災民の救済のため約3億円の緊急無償援助を実施することを決定した。

  2. モンゴルでは、1999年末から2000年はじめにかけての雪害で約225万頭の家畜が死亡した。この被害が回復されないうちに、昨夏の干魃および昨年末からの寒波と雪害により、本年1月末ですでに約60万頭の家畜が死亡する等、2年連続で甚大な被害が発生している。
     このため、1月30日(火)、モンゴル政府は、自らの対応に加え、国連とともに雪害対策緊急アピールを発出し、わが国を含む国際社会に対し支援を要請した。

  3. 2月13日(火)から18日(日)までの間、エンフバヤル・モンゴル国首相が初めての外国訪問先としてわが国を訪問し、モンゴルの新政権がわが国との関係を重視している姿勢を示した。わが国政府は昨年10月、雪害及び干魃災害に見舞われた同国に対し10億4,320万円の緊急援助を実施したところであるが、今回の雪害の深刻さおよび日本・モンゴル両国の友好関係に鑑み、人道上の観点から、緊急援助を実施することとした。
     なお、本件援助については、訪日中行われた森喜朗総理との首脳会談において、約3億円の追加的な緊急援助の供与を表明したが、今般これを正式に決定したものである。

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