平成13年2月8日
日本の緊急援助
●救援物資積載の自衛隊第一陣、被災地に到着
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グジャラート州ブージに到着した自衛隊輸送機 |
インド西部大地震の被災者に対する緊急援助として、インドに向かっていた国際緊急援助隊・自衛隊輸送機の一番機が6日午後(日本時間同夜)、最大の被災地の一つグジャラート州ブージ空軍基地に到着しました。今回の国際緊急援助隊は、陸上、航空両自衛隊員等113人で構成されており、航空自衛隊の輸送機6機から編成されています。輸送機には救援物資として、8人用のテント441張と毛布4,475枚を積載し、早速現地に引き渡すとともに、テントの設営指導にあたっています。 |

現地入りした国際緊急援助隊
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●国際緊急援助隊・医療チーム20名の活動
インド西部の大地震で、被災者救援のため現地グジャラート州ブージ郊外で活動している国際緊急援助隊・医療チームの現地での活動振りです。
1.資金供与及び物資供与
1月27日 | : |
70万ドルの緊急無償援助及び約3,000万円相当の援助物資の供与を決定
(テント25張、毛布6,000枚、医薬品、医療資機材等) |
2月4日 | : |
約7,140万円相当の援助物資の供与を決定
(テント441張、毛布4,475枚) |
2月6日 | : |
追加援助として、新たに230万ドルの緊急無償援助の供与を決定 |
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2.国際緊急援助隊・医療チームの派遣
1月29日 | : |
国際緊急援助隊・医療チーム(20名)の派遣決定 |
1月30日 | : |
本邦発アーメダバード着 |
1月31日 | : |
アーメダバード及び周辺地域の調査 |
2月1日 | : |
ブージ状況視察(先遣隊) |
2月2日 | : |
医療チーム本隊ブージ着 |
2月3日 | : |
ブージの南東約3キロに所在の「マドプール」村(宿営地)及びブージの南東約12キロに所在の「ククマ」村に2ヶ所の診療サイトを設営し、診療開始。 |
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●被害状況
人的被害:
(4日日本時間午後11時半インド政府発表)
死者数 :16,403名
負傷者 :68,478名
総被災者:約3,500万人
物的被害:
(インド政府によれば、物的被害の推定額は約2,150億円)
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全壊家屋数 |
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228,906戸 |
一部損壊家屋数 |
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397,615戸 |
インフラ被害 |
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道路、橋梁、港湾の損壊や送電線、水道管、電話線の切断等甚大な被害が生じたが、一部には復旧の兆しも見られる。 |
家畜被害 |
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12,250頭 |
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