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ベトナム社会主義共和国
第二次初等教育施設整備計画

(2000年3月、在ベトナム大使館)

<プロジェクト概要>

援助形態 無償資金協力
協力年度 平成7年度
協力金額 16.60億円
相手国実施機関 ベトナム教育訓練省
協力の内容 タイン・ホア、ゲ・アン及びハ・ティンの3省の風水害多発地区の中から選ばれた計40の小学校施設の整備を行い、これら小学校の3部制授業を解消し、毎年の風水害により損壊しない教育施設を提供する。


1. 効率性

 建設された施設は97年8月までに引き渡されており、当初のスケジュールにほぼ沿って効率的に実施された。

2. 目標達成度

 本プロジェクトの最大の目標である小学校三部制授業の解消が達成され、かつベトナム自前の施設より堅固な施設が提供されたことからプロジェクトの目標は達成されたと言える。

3. インパクト

 施設改善モデル校の役割を果たしている、便所建設による衛生概念を導入した、地域住民の目に見える協力であり、地域住民の日本に対する好感度が高まった、などの大きなインパクトがあった。

4. 計画の妥当性

 計画は、あらゆる角度から評価しても妥当であったと言える。

5. 自立発展性

 施設の維持管理については、最低限の修理などは自前で行い、清掃もなされていた。しかし、天井・壁の亀裂が散見されたが、それらを抜本的に修理するなどの大修理のための予算は取られていない。長期的維持管理を地元人民委員会並びに学校が今から考えていく必要がある。

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