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ウルグアイ・国土総合開発計画

1. 評価対象プロジェクト名:ウルグアイ国土総合開発計画

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2. 国名:ウルグアイ東方共和国
  実施機関名:予算企画庁他
3. 援助形態: 有償資金協力 89~97年、(協力金額)7,166百万円
4.評価実施機関名: 在ウルグアイ日本国大使館
5.現地調査実施期間:2001年3月15日―30日
6.プロジェクトの分野:社会基盤、運輸・交通
7.政策目的又は政策の方向性:
 道路、鉄道、農村電化等のインフラ整備を通じた総合的国土開発の推進
8.当該プロジェクトの目的:
 道路、鉄道、農村電化等のインフラ整備を通じた総合的国土開発を推進し、当国の経済活性化と地域間格差是正を図る。
9.評価結果:
(1)国鉄(AFE)は、これまで年間投資額の低い機関であったことから、我が国の支援には意義があったと考える。特に、機関車の購入は、現在のAFEの経営上大きな効果があった。
(2)本プロジェクトは貸付け実行期限が延長され、最終的には2つの政権をまたぐ形で実施されたため、政権交代に伴い多くの事務的手続きを踏むこととなった。
10.提言:
(1)現在、当国では所期に植林された人工産業林の本格的な伐採時期を迎え、諸外国向けの原木あるいはパルプ原料の輸出が急増することが予想されている。しかしながら、内陸の生産地から港湾までの輸送インフラ、輸出港へのアクセス、港湾施設のポテンシャル等の問題を抱えている現状にあり、近い将来予想されている林産品の輸出急増に十分対応できていない状況にある。
(2)今後は一件のプロジェクトに異なる分野の事業を複数組み込むのではなく、分野を絞って事業を実施する方が事業の円滑化につながる。
(3)なお、ウルグアイ政府はこれまで世界銀行や米州開発銀行より多くの融資を取付け、各種インフラ整備を行なっているが、我が国は当国の所得水準等を理由にこれまで技術協力分野を中心に実施している。


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