5. 評価方針:
(1) 目的:
評価対象プロジェクトは2006年11月に開始され、2009年10月に終了を予定している。本中間評価は、本プロジェクトの与える様々な影響を分析し、その実施にかかる改善点をプロジェクト終了前に提言することを目的とする。従って、特にプロジェクト実施中に取り組むべき課題に焦点を当てる。
(2) 対象:
本件評価は、対象地域内の上水施設の維持管理能力を向上するプロジェクトを対象とする。
本プロジェクトは大きく二つの活動により構成されている。
(a)無収水の削減
(b)標準業務手順(SOP)の導入による上水道施設の維持管理能力の向上
また、それぞれについて以下の成果が期待されている。
(a)プロジェクトエリア内の無収水率の減少
(b)上水道施設の運営維持管理能力の強化
(3)方法:
本件評価は、主に無収水率の減少、管理能力の向上、パイロット施設の維持管理能力の向上にかかる本プロジェクトのインパクトに焦点を当てた定量的アプローチを採用している。文章、集団討論、面接、現場視察などの内容評価も行われた。 |