1.評価対象プロジェクト名:
エイズ・コミュニティー診療予防センター支援計画 |
(クリックすると画像が変わります)
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2. |
国 名: |
ベネズエラ |
実施機関名: |
行動団結(ローカルNGO) |
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3.援助形態:
草の根無償資金協力、2000年度、9,409,995円 |
4.評価実施機関名: 在ベネズエラ日本国大使館 |
5.現地調査実施期間: 2002年5月24日 |
6.プロジェクトの分野: 保健・医療 |
7.政策目的又は政策の方向性:
ベネズエラにおける貧困層への援助。
沖縄感染症対策イニシアティブ(IDI)の推進。
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8.プロジェクトの目的:
エイズに関する情報提供、学校等でのエイズ防止セミナーの開催、臨時の処置指導、エイズ患者に対する低コストでの診察、心理的サポートを実施しているNGOに対し医療機材(内視鏡)等を供与することにより、エイズ対策を目指す。
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9.評価結果:
供与機材は管理が行き届いており、故障もなく機能している。また、同センターの幹部はベネズエラにおけるエイズ問題の権威の一人でもあり、各方面から取材等を受けるなど、活発に活動している。こうした中、日本の本件協力は深く感謝されている。
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10.提言:
本件協力のような内視鏡という高度な医療機材供与の場合、内視鏡を有することによる被供与団体の診察能力の向上、受診者との信頼関係の向上は疑う余地がない。ただ、内視鏡を用いた検査料も一般病院での検査料に比べると半額以下と良心的な検査料設定になってはいるものの、貧困層には決して安くない料金である。従って、供与機材の稼働率をより高く維持する必要があり、今後、同機材の稼働率向上策につき、適宜、被供与団体とも協議し、フォローすることが重要と思われる。
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