広報・資料 報告書・資料

はしがき

 本報告書は、2003年度に外務省より委託を受けた「インド国別評価」調査の結果を取りまとめたものである。

 インドは南西アジア地域で最大の国土・人口規模を有し、政治・経済面でも重要な役割を果たしている。我が国にとっても、インドは同地域における重要な外交パートナーであり、日本とインドは戦後の国交樹立以来、半世紀にわたり友好関係を維持してきた。経済関係についても、特に、インドが本格的に経済自由化政策を推進するようになった1990年代以降、貿易・投資面での両国の関係も深まってきている。また、両国の緊密な関係を形成してきたもう一つの大きな柱である我が国の対インド援助は、1958年の我が国初の円借款にさかのぼり、以来、40年以上にわたり積極的に行われてきた。

 以上を踏まえ、本評価調査は、我が国の対インド援助政策を総合的に分析・評価し、今後の対インド援助政策の策定・実施改善のための教訓・提言を得ること等を目的に実施された。

 本調査の実施にあたっては、外務省経済協力局調査計画課評価班をはじめとする同省関係各課、独立行政法人国際協力機構、国際協力銀行の関係各位より数多くの御指導・御支援を頂いた。また、現地調査の実施に際しては、在インド日本国大使館、独立行政法人国際協力機構現地事務所、国際協力銀行現地事務所、インド政府機関、他援助機関の関係各位からも多大な御協力を頂いた。ここに厚く御礼を申し上げる次第である。

 なお、本報告書は当センターの責任において作成したものであり、その内容は日本国政府あるいは外務省の見解または立場を反映するものではないことを付記する。

2004年3月

財団法人 国際開発センター

理事長 薮田 仁一郎

このページのトップへ戻る
前のページへ戻る次のページへ進む目次へ戻る