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ガイアナ・
エイズ防止ユースプロジェクト


1.評価対象プロジェクト名:エイズ防止ユースプロジェクト

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2. 国  名: ガイアナ
実施機関名: コンフォートハーツ(ローカルNGO)
3.援助形態:
草の根無償資金協力、2000年度、4,642,470円
4.評価実施機関名: 在ベネズエラ日本国大使館
5.現地調査実施期間: 2002年3月14日
6.プロジェクトの分野: 保健・医療
7.政策目標・方向性:
ガイアナにおける貧困層への援助。
沖縄感染症対策イニシアティブ(IDI)の推進。
8.プロジェクトの目的:
本件協力は、エイズ運営委員会のコアメンバーである6つのNGO(代表:コンフォートハーツ)に対し、コンピュータ、プリンター、コピー機、ファックス、ビデオカメラ等の機材を供与することにより、同NGOのより効率的かつ効果的な活動を支援することを目指すもの。
ビデオカメラ、デジタルカメラ、テレビ、ビデオテープレコーダー、パソコン等は、映写による視覚教育及びビデオ映像作成用の為に使用される。また、パソコン、プリンター、コピー機等は、集会案内チラシ、ポスター作成、配布資料作成等に使用される。
9.評価結果:
(1) 日本からの供与機材(パソコン、ファックス等)により、各支部NGO間の情報交換の円滑化、レポートシステム向上に寄与している。
(2) 機材供与の結果、広報活動の実施、パンフレット資料やビデオを通じた教育活動を充実させることができた。
(3) コンドーム用倉庫にエアコンを配備したため、コンドームの保存・普及に寄与した。
(4) 各NGOを訪れる若者が倍増し、首都ジョージタウンのNGOでは25人/月以上となった。
(5) 日本の本件協力は、大変感謝されている。
10.提言:
本件は、米国国際開発庁(USAID)との協調案件である。USAIDはソフト部門への援助を実施しており、現地にUSAIDスタッフを配し、複数のNGOを指導しながらエイズ・プログラムを進めている。ガイアナには多くのNGOが存在するものの、運営・管理面において未熟なものも散見されるため、供与機材がより確実かつ効果的に活用されることを担保するため、本件のように他ドナーと協調して協力を実施することは有益と考えられる。
11.外務省(本省)からの一言:
サブ・サハラ地域に次いでHIV/AIDSの罹患率が世界で2番目に高いカリブ地域では、HIV/AIDS対策はわが国の対カリブ協力の重要な分野の一つと位置づけられています。今後とも同分野における効果的・効率的な協力を推進していきます。


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