1.評価対象プロジェクト名:アスアイ州地方道路整備機材強化計画 |
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国 名: |
エクアドル共和国 |
実施機関名: |
アスアイ州審議会 |
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3.援助形態:
一般プロジェクト無償 1997年度 757百万円 |
4.評価実施機関名:在エクアドル日本国大使館 |
5.現地調査実施期間: 2002年3月20~22日 |
6.プロジェクトの分野: 社会基盤(道路整備) |
7.政策目的又は政策の方向性:
エクアドル政府の重点項目である社会基盤整備。特に州内外への流通アクセスの確保を目的とする、緊急州道復旧整備計画の実施。 |
8.プロジェクトの目的:
アスアイ州において緊急に復旧・改善を要する1,324.6kmの道路を整備し、同州の農産物、酪農産品、民芸品、鉱山資源の州内外への安定した流通を可能とし、また、地域住民の移動を容易にし、アスアイ州及び近隣州の経済活動の活性化を図る。この目的のために道路整備用機材を供与した。 |
9.評価結果:
本プロジェクトにより、道路の緊急復旧及び改善は100%実施され、また、その他州道の整備及び新規の道路整備も実施された。鉄道がなく、交通手段を道路に限られているエクアドルにおいては、道路の改善がもたらす裨益効果(裨益人口は約28万人)は非常に大きく、地域経済、特に農業、牧畜、観光に効果がもたらされており、交通量も本件実施以前と比べ3割程度増加したとみられている。
道路改修等が実施された地域の住民からは、「流通が容易になった」、「以前は学校までは獣道のようなところを歩いていたが、現在はきちんとした道路を使用し、通学出来るようになった」などの声が聞かれ、本事業の目的でもある流通アクセスが確保され、住民移動も容易になっている。
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10.提言:
本プロジェクトは、当初の計画を果たしつつあり、今後も有効活用を図る必要がある。
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11.外務省(本省)からの一言:
エクアドルでは、アスアイ州同様、道路整備及び改修工事を望む声が多く、それを受けわが国経済協力により、既にアスアイ州を含む6州(エクアドルは22州有り)及びエクアドル公共事業省に対して道路整備機材を供与し、それぞれ大きな成果を挙げています。
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