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第3章 評価方法の概要



3.1 調査方針

(1) 目的

 有識者の客観的かつ専門的な視点を活かして,日本の対アルゼンティン政府開発援助水産案件に対する評価を行い,当該国に対する日本の水産分野援助政策にフィードバックし,援助計画策定・実施等の改善に資する。

(2) 対象案件

 第1章で示した水産分野ODA実績から以下の2案件を選んで評価対象とした。
  国立水産開発研究所建設計画(水産無償資金協力)
  水産資源評価管理計画(プロジェクト方式技術協力)
 これら2案件の概要を表1と表2に示した。

(3) 評価方法

 既存資料レビュー,関係者聞き取り・事業サイト視察(調査日程は関連資料1参照)による資料収集,関係機関への事前質問票配付,並びに評価5項目による分析。関係者聞き取りは,プロジェクトの直接の関係者の他に,現地漁業者と合弁漁業会社の関係者が行った。(主要面談者は、関連資料2参照。)
 プロ技案件は既にJICAによる終了時評価が終了していることと,両案件は共通の上位目標の下で実施されたことより,個別評価に偏らない横断的評価に重点をおいた。

(4) 調査者

 川村軍蔵(鹿児島大学水産学部教授)


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