1.案件名
1-1.被供与国名 タンザニア連合共和国 1-2.案件名 「キルワ道路拡幅計画」 |
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2.無償資金協力の必要性 2-1.二国間関係 タンザニアは東部、南部アフリカの安定勢力として近隣諸国との友好関係に努めており、対アフリカ外交上の拠点国と位置づけられることから対アフリカ援助の重点国として、その発展を支援し、良好な二国間関係のさらなる強化を図ることは、我が国外交上の資産ともなりうることから、従来より基礎生活(BHN)分野及び基礎的なインフラ整備の分野において、経済社会開発の面から優先度が認められるものについて積極的に援助を実施してきた。 今後、セクター・プログラムや援助協調の動向に留意しつつ、(1)農業・零細企業の振興のための支援、(2)基礎教育支援、(3)人口・エイズ及び子供の健康問題への対応並びにその一環としての基礎的保健医療サービス向上、(4)都市部を中心とする基礎インフラ整備等による生活環境改善、の優良案件につき実施を検討していく。 2-2.対象国の経済状況
タンザニアは、アフリカにおける最重点援助国であり、また、、従来より基礎生活(BHN)分野及び基礎的なインフラ整備の分野において、経済社会開発の面を重視しつつ積極的に援助を行う方針を掲げており、本案件は我が国の対タンザニア支援の基本政策に合致している。 また、我が国の対アフリカ外交の基軸であるTICADプロセスにおいても、インフラ整備を含む経済成長を通じた貧困削減を重点事項として位置づけており、本案件は我が国の対アフリカ開発支援策とも合致している。 2-5.当該案件に無償資金協力を供与する理由 タンザニアは本件計画の実施を高い優先順位を付して要請してきている。ダルエスサラーム市は、首都圏であり都市の急激な拡大と交通需要の目覚ましい増加によって、都心部への交通渋滞が激化しており、深刻な交通混雑が発生している。交通事情改善を目的とする本件計画は、社会経済開発の改善に資することとなり、実施することによる効果は大きい。 |
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3.案件概要
3-1.本プロジェクトの目的 本計画は、ダルエスサラーム市のキルワ道路の拡幅(片側1車線を片側2車線とする)を行し、都心部の交通事情改善を目的としている。 3-2.実施内容 供与限度額は11億5,200万円(第一期分)であり、ダルエスサラーム市のキルワ道路拡幅整備を行うものである。 3-3.環境社会配慮など留意すべき点 以下の事項がタンザニア政府により実施される必要がある。
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4.事前評価に用いた資料及び有識者等の知見の活用等
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