1.案件名
1-1.供与国名 インドネシア共和国 1-2.案件名 「中央及び北スラウェシ州橋梁改修計画」 | ||||||||||
2.無償資金協力の必要性
2-1.二国間関係 インドネシアは、我が国が中東の石油等を運ぶ際の極めて重要な海上輸送路上に位置する上、東南アジア地域において国土・人口・資源の全てにおいて最大規模の国であり、ASEANの中核国の一つとして東南アジアの安定と発展のために重要な役割を担っており、我が国は、インドネシアを我が国の東南アジア外交上の重要なパートナーの一つと位置付けている。 日・インドネシア関係は、主として経済面での相互依存関係を背景として、緊密且つ広範な友好協力関係が築かれている。両国間の要人往来も活発に行われており、文化、人物交流の面でも幅広い協力関係が進展している。 2-2.対象国の経済状況
本計画は、国家開発計画(PROPENAS)の中で国家開発のプライオリティとしている5点の1つである「地方開発の推進」に寄与するものである。 2-4.我が国の基本政策との関係 我が国の対インドネシア支援の重点5分野の内「産業基盤整備」に該当する。 2-5.当該案件に無償資金協力を供与する理由 インドネシア共和国は低所得国であり、本案件の実施について、インドネシア政府より高い優先順位で要請が行われている。 | ||||||||||
3.案件概要
3-1.本プロジェクトの目的 本計画は中央スラウェシ及び北スラウェシ州の橋梁を改修することにより、「インドネシアの国家開発5カ年計画(PROPENAS:2000~04年)の中で重点分野とされる「地方開発の推進」に資するものである。 3-2.実施内容 本計画の供与限度額は10億4,600万円(3箇年に亘る国庫債務負担行為。平成15年度:1億3,100万円、16年度:6億7,500万円、17年度:2億4,000万円)であり、中央スラウェシ州ブオル県における12橋梁の改修(内6橋梁は橋桁などの上部工のみを供与するもの)、バンガイ県における2橋梁の改修、北スラウェシ州における2橋梁の改修を行うものである。 3-3.環境社会配慮など留意すべき点 次の事項がインドネシア政府によって確保される必要がある。 (1)仮設工事に伴う仮設に伴う住民移転を適正に行うこと。 (2)予算が確保され、適切に維持管理が行われること。 3-4.無償資金協力供与の成果の目標(アウトカム)
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4.事前評価に用いた資料及び有識者等の知見の活用等
(1)先方政府からの要請書を参照。 (2)第3回無償資金協力実施適正会議にて検討。 |