広報・資料 ODA関連報道

ラオス国際協力・研修センター建設計画に対する我が国無償資金協力による支援について(一部報道における指摘事項について)

平成18年10月17日

1.報道によれば、我が国の無償資金協力により建設されたラオス国際協力・研修センターが当初の目的のためにほとんど活用されておらず、ラオス側は結婚披露宴や誕生会などの宴会場として利用し始めているとのことですが、事実関係はどうなっているのですか。

(答)

  1. 一部報道にて報じられているように、ラオス政府が同センターを宴会場と利用し始めているとの事実は現在までにないことを確認しています。
  2. ラオス国際協力・研修センターは、ラオス行政機関職員の研修を通じたラオス政府の行政能力の向上及びラオスにおける国際会議等の開催による対外関係の強化を目的として、我が国の無償資金協力により建設されたものです。
  3. 同センターには、ASEAN関連等の国際会議やラオス行政機関の公務員の人材育成のための研修を行うための会議場や研修施設が整備されています。これらの施設が開設された2004年4月から2006年7月までに、会議等のイベントは194回、月平均7回活用されており、来場者数の合計は52,383名を記録するなど、当初の目的のとおり適切に活用されています。

2.同センター所長が、「今後は結婚披露宴や学校の卒業式、誕生会の会場などとしても、もっと積極的に貸し出したい」と述べている旨報じられていますが、外務省としてはどのように考えているのですか。

(答)

 同センター所長のコメントの趣旨は明らかではありませんが、同センターは各種会議や研修・セミナー等の開催のために使用することとなっており、仮に両国で合意されたこのような目的以外の使用が確認されれば、日本政府としてラオス政府側に必要な申し入れを行うこととなります。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る