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母と子のための地域に根ざした総合的な母子保健事業
(Community-based integrated maternal, newborn and child survival programme)

お母さんと子どもたちの写真(テゴンタウンシップにて)
国名 ミャンマー 事業地地図(PDF)
事業期間 2012年3月16日~2013年3月15日
分野 医療・保健
実施団体 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン他のサイトヘ
プロジェクトの概要
  ミャンマー保健省によれば,同国の妊産婦死亡と乳幼児死亡の約90%は農村部で起こっている。これは,母親や養育者が疾病の危険兆候を見逃したり,適切な応急処置ができなかったり,交通事情等の理由から保健施設での受診が困難であるためと考えられている。
  同国における妊産婦死亡の原因は分娩後出血や子癇(注)が多く,また5歳未満の乳幼児死亡の原因は出生児仮死,早産,感染症が多く,さらに栄養不良による低体重も主な原因と考えられている。これらは,妊婦検診,産後ケア,完全母乳育児の推進,栄養指導など適切な介入により予防することが可能とされているが,農村部では保健従事者の不足や不適切な保健サービス等の要因により改善が遅れている。
  (注)子癇:妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)のもっとも重症なものの一つ。意識喪失と反復する全身のけいれんが特徴。
 本事業は,バゴ地域テゴン,マグウェイ地域ソー,ミンドン,ンガベ,セドタラ,及びヤンゴン地域クンジャンゴンの6タウンシップ内各50村,計300村における妊産婦・5歳未満の乳幼児の健康状況を改善することを目的とし,コミュニティ・ベースの母子保健サービスの強化を行うため以下の活動を実施する。
ア コミュニティ・ベースの保健栄養の教育
イ コミュニティでの疾病予防と母子保健ケアの提供
ウ 医療専門家との連携による保健システム強化
エ コミュニティでのケアの質の向上と定着
プロジェクトの進捗
開始
(写真)事業開始時の母と子の写真
中間
 (写真)妊産婦ケアのグループワーク
完了
(写真)114人の補助助産師を育成
その他特記事項
なし
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