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ラオスに対する円借款の供与について

平成18年12月14日

  1. 我が国政府は、ラオス人民民主共和国政府に対し、世界銀行がラオスにおいて実施している「第二次貧困削減支援オペレーション」(Second Poverty Reduction Support Operation:PRSO2)を支援するため、5億円を限度とする円借款を供与することとし、このための書簡の交換が、12月14日(木曜日)、トンルン同国副首相兼外務大臣訪日の機会を利用して、東京において、我が方麻生太郎外務大臣と先方同副首相兼外務大臣(H. E. Dr. Thongloun Sisoulith, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。
  2. 対象案件の概要
     本案件は、世界銀行がラオスに対し実施している「第二次貧困削減支援オペレーション(PRSO2 *1)」と協調する形で融資することにより、ラオス政府が定めた国家成長・貧困削減戦略(NGPES *2)における各種改革(特に公共資源管理の改善や適切な予算措置の実施、民間セクター開発や貿易自由化促進等)の着実な実施を支援するものである。
     本案件の実施により、公共支出管理の強化、銀行セクターの強化や公営企業のパフォーマンス改善、NGPESと整合的な予算措置の実施や、民間セクター開発や貿易自由化の促進が図られ、これらを通じラオスの経済成長及び貧困削減に寄与することが期待される。

    *1    Second Poverty Reduction Support Operation
    *2    National Growth and Poverty Eradication Strategy
  3. 供与条件
    (1)金利:0.01%
    (2)償還期間(据置期間):40(10)年
  4. なお、今回の円借款の供与により、これまでに我が国がラオスに対して供与した円借款の総額は169億3,000万円となる。
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