
エジプトのカイロ大学に対する一般文化無償資金協力について
平成18年12月25日
- 我が国政府は、エジプト・アラブ共和国政府に対し、「カイロ大学日本語学習機材整備計画(the Project for the Improvement of Japanese Language Learning Equipment of Cairo University)」の実施に資することを目的として、4,630万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が12月25日(月)、カイロにおいて、我が方槇田邦彦駐エジプト・アラブ共和国特命全権大使と先方モナ・サウーディ外務省文化関係担当次官(H. E. Ambassador Mona Seoudy, Assistant Minister of Foreign Affairs for Cultural Relations,Ministry for Foreign Affairs)との間で行われた。
- カイロ大学は、1908年に創設されたエジプト随一の国立総合大学であり、、同国における教育・研究振興に大きな役割を果たしている。
同大学日本語・日本文学科は2004年に創立30周年を迎える中近東・アフリカ地域で最も古い日本研究の拠点であり、年々同学科への入学希望者が増加している。このため、同大学では日本語・日本文学科を更に強化する計画を有している。しかしながら、同国の厳しい財政状況のため、新規日本語学習機材の購入が困難な状況にある。
このような状況の下、エジプト政府は、カイロ大学が日本語学習機材を購入するために必要な資金につき、我が国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。