
ウクライナのソロヴャネンコ記念ドネツク・オペラ・バレエ劇場に対する一般文化無償資金協力について
平成18年7月1日
- わが国政府は、ウクライナ政府に対し、「ソロヴャネンコ記念ドネツク・オペラ・バレエ劇場照明機材整備計画」(the Project for the Improvement of Lighting Equipment of the Donetsk Academic State Opera and Ballet Theatre named after A.B.Solovyanenko)の実施に資することを目的として、7,390万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が7月1日(土曜日)、キエフにおいて、わが方 麻生太郎外務大臣とウクライナ側アルセニイ ヤツェニュク経済大臣(His Excellency Mr. Arseniy YATSENYUK Minister of Economy of Ukraine)との間で行われた。
- ソロヴャネンコ記念ドネツク・オペラ・バレエ劇場は、1941年にウクライナ東部のドネツク市に創設され、同国を代表するオペラ・バレエ団を抱えるほか、音楽振興の拠点でもあり、同国東部地方においてテレビ以外には芸術に触れる機会の少ない国民の精神文化を支える重要な文化施設となっている。
同劇場は、ウクライナ独立後、予算不足のために照明機材はもとより種々の機材不足・老朽化により、効果的な演出を行えず、その活動に支障を来すに至っている。
- しかしながら、ウクライナの厳しい経済・財政情勢下、同劇場に対する予算には限界があり、新たな照明機材の整備には困難な状況となっていることから、わが国に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。