平成19年3月6日
- 我が国政府は、ブルキナファソ政府に対し、3億4,000万円の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が3月6日(火曜日)、ブルキナファソの首都ワガドゥグーにおいて、我が方西内和彦在ブルキナファソ臨時代理大使と先方マキシム・シブ外務・域内協力省大臣官房長(M. Maxime SIB, Directeur de Cabinet du Ministère des Affaires Etrangère et de la Coopération Régionale)との間で行われた。
- ブルキナファソは、労働人口の約9割が農業に従事する典型的な農業国であるが、同国の農業は天水農業を中心とした伝統的な農法により営まれているため、農業基盤が脆弱であり、降雨量等の自然条件の影響を受けやすいなどの事情により、農業生産性は低い。このため、慢性的な食糧不足の状況が続いており、同国では推定で100万人が貧困のために栄養不足の状態にある。
このような状況の下、ブルキナファソ政府は食糧不足を緩和すべく、米を購入するために必要な資金につき、我が国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
- 我が国は世界の食糧不足の軽減に積極的な貢献を目指しており、ブルキナファソに対して1981年より継続的に食糧援助を実施している。我が国食糧援助により供給された米はブルキナファソの食糧供給の安定に貢献することが期待される。
(参考)
ブルキナファソは、西アフリカに位置し、総人口が1320万人(2005年)で、一人当たりGNI(国民総所得)は400米ドル(2005年)である。