国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

ブルキナファソに対する無償資金協力(貧困農民支援)について

平成19年2月9日

  1. 我が国政府は、ブルキナファソ政府に対し、3億3,000万円を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が2月9日(金曜日)、ブルキナファソの首都ワガドゥグーにおいて、我が方西内和彦在ブルキナファソ臨時代理大使と先方アラン・フランシ・ギュスタブ・イルブド域内協力次官(Alain Francis Gustave ILBOUDO, Secrétaire Général du Ministère des Affaires Etrangère et de la Coopération )との間で行われた。
  2. ブルキナファソは、労働人口の約9割が農業に従事する典型的な農業国であるが、同国の農業は天水農業を中心とした伝統的な農法により営まれているため、農業基盤が脆弱であり、また、降雨量等の自然条件の影響を受けやすい等の事情により、農業生産性は低く、不安定な状況にある。このため、慢性的な食糧不足の状況が続いており、同国では推定で100万人が貧困のために栄養不足の状態にある。このような状況の下、ブルキナファソ政府は貧困農民を対象に肥料の販売を行うことを目的に、右肥料の購入に必要な資金につき、我が国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。本件貧困農民支援(2KR)の実施により、ブルキナファソの貧困農家の食糧生産の向上に貢献することが期待される。
  3. 我が国は世界における食糧不足の軽減に積極的な貢献を目指しており、そのために食糧自給に向けての途上国の自助努力を一層効果的に支援していく必要があるとの考えである。このような観点から、今後も引き続きアフリカ等途上国の貧困農民の食糧生産向上を支援していく考えである。
  4. なお、本支援は、2005年4月に開催されたアジア・アフリカ首脳会議において小泉純一郎前総理大臣が表明したアフリカ支援の一環として実施されるものである。

(参考)
 ブルキナファソは、総人口が1238万人(2004年)で、一人当たりGNI(国民総所得)が400米ドル(2005年)である。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る