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エチオピア連邦民主共和国に対する無償資金協力について

平成18年8月23日

  1. 我が国政府は、エチオピア連邦民主共和国政府に対する食糧支援のため、総額4億6,000万円を限度とする食糧援助を行うこととし、このための書簡の交換が8月23日(水曜日)、同国の首都アディスアベバにおいて、我が方中津川伸一在エチオピア連邦民主共和国臨時代理大使と先方メコネン・マニャゼワル財務・経済開発担当国務大臣(Mekonnen MANYAZEWAL,State Minister of Finance and Economic Development)との間で行われた。
  2. エチオピア連邦民主共和国はアフリカ東部に位置し、世界で最も食糧が不足している国の一つであり、7,067万人の人口の内、1,100万人が慢性的な食糧不足に困窮している。特に、1999年~2002年の4年連続の干魃や、2005年10月から12月までほとんど降雨がなく、2006年中で人口の10%を超える860万人に対する食糧支援(内260万人分が緊急)が必要とされ、39万トンの食糧支援が要請されている。
  3. このような背景の下、エチオピア連邦民主共和国政府は、2006年1月、国連と共同で緊急人道援助アピールを発出した。我が国は、国民の約49%が栄養不良状態にあるという深刻な状況を踏まえ、約16,000トン(予定数量)の小麦を供与することとした。
  4. なお今回の支援は、昨年4月にインドネシアで開催されたアジア・アフリカ首脳会議において小泉純一郎総理大臣が表明したアフリカ支援の一環として実施されるものである。

(参考)
 エチオピア連邦民主共和国は、アフリカ東部に位置し、人口は約7,240万人、一人当たりGNI(国民総所得)は110ドルの国である。

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