
マレーシアに対する円借款の供与について
平成18年3月31日
- わが国政府は、マレーシア政府に対し、「高等教育借款基金計画(III)」の実施のため、76億4,400万円を限度とする額の円借款を供与することとし、このための書簡の交換が 3月31日(金曜日)、クアラルンプールにおいて、わが方今井正駐マレーシア国大使と先方ラスタム・イサ外務省次官(Y. Bhg. Datuk Rastam Isa,Secretary-General of the Ministry of Foreign Affairs of Malaysia)との間で行われた。
- 対象案件の概要
この事業は、マレーシア人学生を対象に、現地教育機関で3年間、理数科目、日本語および大学1、2年次の専門科目を習得させた後、日本の大学の理工系学部への2年間の留学を通じて機械工学、電気・電子工学等を習得させることにより、高い技術を備えたエンジニアを育成するものである。
- 供与条件
(1)金利:年1.2%
(2)償還期間:25年(7年の据置期間を含む。)
(3)調達条件:一般アンタイド
- なお、今回の円借款の供与により、これまでにわが国がマレーシアに供与した円借款の総額は、9,693億4,100万円となる。