
エジプトに対する円借款の供与について
平成17年12月26日
- わが国政府は、エジプト・アラブ共和国政府に対し、「コライマット太陽熱・ガス統合発電計画」の実施のため、106億6,500万円を限度とする額の円借款を供与することとし、このための書簡の交換が12月26日(月曜日)、カイロにおいて、我が方槇田邦彦駐エジプト大使と先方ファイザ・アブルナガ国際協力大臣(Mrs.Fayza Aboulnaga, Minister of International Cooperation of the Arab Republic of Egypt)との間で行われた。
- 対象案件の概要
この事業は、世界銀行との協調の下、カイロ市から南方約100kmに位置するコライマット地区に、ガスタービンおよび太陽熱を一部利用したスチームタービンを統合させた発電所(発電容量150MW)の建設を行うものである。
- 供与条件
(1)金利:年0.75%
(2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む。)
(3)調達条件:一般アンタイド
- なお、今回の円借款の供与により、これまでにわが国がエジプトに供与した円借款の総額は、6、982億4,000万円となる。