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ガンビアに対する無償資金協力(食糧援助)について

平成18年1月20日

  1. わが国政府は、ガンビア共和国政府に対し、1億5,000万円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、1 月20日(金曜日)(現地時間1月20日(金曜日))、ダカールにおいて、わが方中島明駐ガンビア国大使(セネガルにて兼轄)と先方スィディ・モロ・サンネ在セネガル・ガンビア共和国高等弁務官(Mr. Sidi Morro SANNEH, High Commissioner of the Republic of The Gambia to the Republic of Senegal)との間で行われた。

  2. ガンビア共和国においては、労働人口の約7割が農業に従事しており、主食としてミレット、トウモロコシ、米等を生産しているものの、天水農業が主体であるために天候の影響を受けやすく、毎年10万トン以上の食糧不足となる慢性的な食糧不足国となっている。ガンビア政府としても農地面積拡大につとめ、米等の増産を図っているが、近年は連続して天候不順による不作に見舞われ、これらの食糧の生産が低迷しており、雨期の終わりには食糧が不足し国民の栄養失調率が高まっている。
     このような状況の下、ガンビア政府は、食糧不足を改善するために必要な米を購入するための資金につき、わが国政府に対し、無償資金協力を要請してきたものである。

  3. なお、今回の協力は、昨年4月にインドネシアで開催されたアジア・アフリカ首脳会議において小泉純一郎総理大臣が表明したアフリカ支援の一環として実施されるものである。

(参考)
ガンビアは西アフリカ地域に位置し、総人口が142.1万人(2003年)で、一人当たりGNI(国民総所得)310米ドル(2003年)の低所得国である。

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