平成17年7月7日
(1)「日本・ボリビア友好橋改修計画(本体部分)」
供与限度額:3億5,100万円
(Proyecto de Rehabilitacion del Puente de la Amistad Boliviano-Japones)
(2)「ラパス県村落開発機材整備計画」
供与限度額:6億8,300万円
(Proyecto de Equipamiento para el Desarrollo Rural en el Departamento de la Paz)
(2)「ラパス県村落開発機材整備計画」
ラパス県アチャカチ地区は、標高4,000mの高地平原(アルティプラーノ)に位置し、厳しい自然条件下で、大多数の世帯がジャガイモ、キヌア、大麦、ソラ豆等の主食作物栽培とリャマ、乳牛等の飼育を主とした低生産的かつ自給的な伝統的農業を行っている貧困地域である。また、農民のほとんどが貧困層に属する先住民系住民である。
本プロジェクトは、アチャカチ地区においてラパス県が道路、橋梁および灌漑施設といった基礎インフラを整備するための資材・機材を調達し、アチャカチ地区の住民の所得向上および生活環境改善を図らんとする計画であり、このための資材・機材の調達等に必要な資金につき、我が国に対し、無償資金協力を要請してきたものである。
本計画を実施することにより、道路改修による医療施設、教育施設、市場等へのアクセスの確保、橋梁の建設による増水時の安全な渡河、灌漑水路改修による灌漑面積の増加が期待される。
(参考)
ボリビアは南米の中心に位置する内陸国であり、人口は833万人、鉱業、農林業を主要産業としている。一人あたりの国民所得は890ドル(2003年、世銀)。