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ブルキナファソに対する無償資金協力(食糧援助)について

平成17年4月15日

  1. わが国政府は、ブルキナファソ政府に対し、3億円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が4月15日(金)、コートジボワール共和国のアビジャンにおいて、わが方塩口哲朗駐ブルキナファソ国大使(コートジボワールにて兼轄)と先方エミール・イルブド駐コートジボワール・ブルキナファソ大使(Emile ILBOUDO, Ambassadeur Extraordinaire et Plenipotentiaire du Burkina Faso en Republique de Cote d'Ivoire)との間で行われた。

  2. ブルキナファソは、労働人口の約9割が農業に従事する典型的な農業国であるが、同国の農業は天水農業を中心とした伝統的な農法により営まれているため、農業基盤が脆弱であり、また、降雨量等の自然条件の影響を受けやすい等の事情により、農業生産性は低く、不安定な状況にある。このため、慢性的な食糧不足の状況が続いており、同国では推定で100万人が貧困のために栄養不足の状態にある。
     このような状況の下、ブルキナファソ政府は食糧不足に伴う米を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. なお、今回の協力は、2003年の第3回アフリカ開発会議(TICAD III)において小泉純一郎総理大臣が表明したアフリカへの支援の一環として実施されるものである。

(参考)
ブルキナファソは、総人口が1300万人(2003年)で、一人当たりGNI(国民総所得)が220米ドル(2002年)である。

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