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スリランカに対する無償資金協力(食糧増産援助)について

平成17年3月4日

  1. わが国政府は、スリランカ民主社会主義共和国政府に対し、3億3千万円を限度とする額の無償資金協力(食糧増産援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、3月4日(金)、コロンボにおいて、わが方須田明夫駐スリランカ国大使と先方ジャヤスンダラ財務計画省次官(Dr. P. B. Jayasundera, Secretary, Ministry of Finance and Planning)との間で行われた。

  2. スリランカの経済開発において、歴史的に基幹産業である農業は極めて重要な分野であり、これまで特に主食である米の自給達成が重点目標とされてきた。しかし、現在でも、自給は達成されていない上、干ばつ等の影響を受けると更なる米を輸入しなければならない状況である。また、米以外の作物については自給率が60%前後となっている。スリランカ政府としても、米やその他の作物については、自給を達成し、農村における増収、生活レベルの向上を目指したいとしている。
     わが国は、食糧生産の向上を目指す開発途上国の自助努力を支援するため、食糧増産援助を実施しているが、スリランカ政府は、このような状況の下、食糧増産のための肥料、農業機械の購入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

(参考)
 スリランカは、インド洋に位置し、人口は約1901万人、一人当たりGDPは872米ドルの国である。
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