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マダガスカルに対する無償資金協力(食糧援助)について

平成16年9月14日

  1. わが国政府はマダガスカル共和国政府に対し、総額2億円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、9月14日(火)、マダガスカルの首都アンタナナリボにおいて、わが方吉原修駐マダガスカル国大使と先方マルセル・ランジェヴァ外務大臣(S.E. Monsieur Marcel RANJEVA, Ministre des Affaires Etrangeres)との間で行われた。

  2. マダガスカルでは今年2月から3月にかけて発生した2度にわたる大規模なサイクロンにより、特に西海岸を中心に、河川の氾濫や土砂の流出等により水稲に甚大な被害が出ており、主食である米の不足が深刻な事態となっている。これまでマダガスカルは農業の自立に向けて努力を重ねてきたが、自然災害がもたらした米不足と価格の高騰には自助努力のみでは対応できる状況にはない。このような状況の下、マダガスカル国政府は、食糧不足を改善するために必要な米を購入するための資金につき、わが国政府に対し、無償資金協力を要請してきたものである。

  3. 今回の協力は、2003年に東京で開催された第3回アフリカ開発会議(TICAD III )において小泉純一郎総理大臣が表明したアフリカへの支援の一環として実施されるものである。

    (参考)
     マダガスカルはアフリカ大陸の南東部のインド洋沖合いに位置し、総人口が1,647万人(2003年)で、一人当たりGNI(国民総所得)が290ドル(2003年)の低所得国(世銀ランク)である。
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