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ブルキナファソに対する無償資金協力(食糧援助)について

平成16年5月17日

  1. わが国政府は、ブルキナファソ政府に対し、総額3億円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、5月17日(月)、アビジャンにおいて、わが方平松武駐ブルキナファソ国臨時代理大使(コートジボワールにて兼轄)と先方エミール・イルブド駐コートジボワール国・ブルキナファソ国大使(Emile ILBOUDO, Ambassadeur Extraordinaire et Plenipotentiaire du Burukina Faso en Republique de Cote d'Ivoire)との間で行われた。

  2. ブルキナファソは、安定した食糧の確保を国家の重要課題の一つとして位置づけているが、同国の農業は伝統的な農法により営まれているため、農業基盤が脆弱であり、また降雨量等の自然条件の影響を受け易い等の事情により、農業生産性は低く、また不安定な状況である。このため同国では、主食である米、小麦を外国からの輸入に依存している状態であるが、同国の人口増加率が年3%と高い等の事情から、とても国内需要を満たすことはできず、慢性的な食糧不足の状況が続いている。
     このような状況の下、ブルキナファソ政府は食糧不足に伴う米を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. なお、今回の協力は、2003年に東京で開催された第3回アフリカ開発会議(TICAD III)において小泉純一郎総理大臣が表明したアフリカへの支援の一環で実施されるものである。

    (参考)
     ブルキナファソは、アフリカ西部の内陸に位置し、総人口が1,220万人、一人当たり国民総所得が210 ドル(2003年)の低所得国(世銀ランク)である。
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