
モルディブに対する無償資金協力(食糧援助)について
平成16年4月28日
- わが国政府は、モルディブ共和国政府に対し、1億6,000万円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、4月28日(水)、スリランカ民主社会主義共和国のコロンボにおいて、わが方須田明夫駐モルディブ国大使(スリランカにて兼轄)と先方ラシダ・ユサフ駐スリランカ・モルディブ大使(H.E. Ms. Raashida Yoosuf, High Commissioner of the Republic of Maldives in Sri Lanka)との間で行われた。
- モルディブは、国土が1,200の島々からなり、ほぼ全ての島が環礁であるため、農業生産に不向きな土壌条件であることから、穀物の生産性は低く、毎年食糧穀物需要量の大部分を輸入に依存している。このため、穀物の輸入は貿易赤字の主要因となっており、同国経済にとって大きな負担となっている。このような状況の下、モルディブ政府は食糧不足の改善のため、小麦粉の輸入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
(参考)モルディブは、インド洋に位置する人口約28万人の国であり、国土が約1,200の島々から構成される。