
ケニアに対する円借款の供与について
~経済的・安定的な電力供給を支援~
平成16年2月20日
- わが国政府は、ケニア共和国政府に対し、同国の経済的・安定的な電力供給を支援するため、「ソンドゥ・ミリウ水力発電計画(第2期)」(Sondu-Miriu Hydropower Project)の実施に資することを目的として、105億5,400万円を限度とする円借款を供与することとし、このための書簡の交換が、2月20日(金)、ナイロビにおいて、わが方浅見眞在ケニア大使と先方ダウディ・ムウィラリア財務大臣(Hon. Daudi Mwiraria)の間で行われた。
- この計画は、ケニア西部のキスム地方南部にソンドゥ川の水を利用した流れ込み式水力発電所を建設するものであり、ソンドゥ川から取水し、導水路トンネルと水圧管路を通じ、設備容量60MW(30MW×2)の地上タイプの発電所に導水し、発電を行う。発電に使用した水はソンドゥ川に戻される。
- 供与条件
(1) 金利:年0.75%
(2) 償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
(3) 調達条件:二国間タイド
- この計画の実施により、ケニア国内の電力需給ギャップの緩和、ケニア西部への安定的電力供給計画の確保および水力資源活用による石油購入外貨の節約等の効果が期待される。
- 今回の書簡の交換により、1966年度以降のわが国のケニアに対する円借款の総額は1,833億8,700万円(交換公文ベース)となる。