国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

セネガルに対する無償資金協力(食糧増産援助)について

平成16年3月29日

  1. わが国政府は、セネガル共和国政府に対する「食糧増産援助」として、2億7,100万円を限度する額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、3月29日(月)、セネガル共和国のダカールにおいて、わが方中島明在セネガル大使と先方アブドゥライ・ディオップ経済・財務大臣(Son Excellence Monsieur Abdoulaye DIOP, Ministre del' Economieet des Finances)との間で行われた。

  2. セネガルは、労働人口の3分の2以上が農業に従事している農業国である。同国政府は食糧生産性および食糧自給率の向上を最重点分野の一つとして位置付け、農業開発および生産性の向上に努めている。しかしながら、同国はサハラ砂漠の南に位置するため、降雨量が少なく、国土の砂漠化が進行しており、また、慢性的な旱魃により耕作地が疲弊しているため、食糧生産が低迷している。加えて、バッタ等の害虫、害鳥の被害や病害によっても食糧生産は大きな悪影響を受けている。
     このような状況の下、同国政府は食糧作物の増産を図るため、肥料の購入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. なお、今回の協力は、第3回アフリカ開発会議(TICAD III)において小泉純一郎総理大臣が表明したアフリカへの支援の一環として実施されるものである。

    (参考)
     セネガルは西アフリカ地域に位置し、総人口が990.7万人(2001年)で、一人当たりGNI(国民総所得)が490米ドル(2001年)の低所得国(世銀ランク)である。
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