
カーボヴェルデに対する無償資金協力(食糧援助)について
平成16年3月25日
- わが国政府は、カーボヴェルデ共和国政府に対し、1億5,000万円を限度とする額の無償資金協力(食糧援助)を行うこととし、このための書簡の交換が、3月25日(木)、ダカールにおいて、わが方中島明在カーボヴェルデ共和国大使(セネガルにて兼轄)と先方ラウル・ジョルジュ・ヴェラ・クルーズ・バルボサ在セネガル・カーボヴェルデ共和国大使(Monsieur Raul Jorge Vera Cruz BARBOSA, Ambassadeur de la Republique du Cap Vert au Senegal)との間で行われた。
- カーボヴェルデは、降雨量が少なく、恒常的に干ばつに見舞われているほか、火山岩等に覆われた小群島国のため耕地面積が少なく、穀物自給率は20%以下と低い。このため、慢性的な食糧不足のため食糧の大半を輸入に依存しなければならない状況にある。
このような状況の下、カーボヴェルデ政府は食糧不足を緩和するため、米の購入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
- なお、今回の協力は、第3回アフリカ開発会議(TICAD III)において小泉純一郎総理大臣が表明したアフリカへの支援の一環として実施されるものである。
(参考)
カーボヴェルデは西アフリカ地域に位置する島嶼国で、総人口が43万人(2000年)で、一人当たりGNI(国民総所得)が1,330ドル(1999年)の低所得国(世銀ランク)である。