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アフガニスタンの「道路セクター・プログラム無償(カンダハル・へラート間幹線道路整備計画)」ほか1件に対する無償資金協力について

平成16年3月18日

  1. わが国政府は、アフガニスタン移行政権に対し、「道路セクター・プログラム無償(カンダハル・へラート間幹線道路整備計画)」および「道路セクタープログラム無償(カンダハル及びカンダハル近郊道路整備・建設計画)」の実施に資することを目的として、総額計102億円の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、3月18日(木)、カブールにおいて、わが方駒野欽一在アフガニスタン大使と先方アブドラ・アブドラ外務大臣(Dr. Abdullah Abdullah, Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。

    (1)「道路セクター・プログラム無償(カンダハル・へラート間幹線道路整備計画(The Programme for Improvement of Trunk Road from Kandahar toward Herat))」供与額:84億円

    (2)「道路セクター・プログラム無償(カンダハル及びカンダハル近郊道路整備・建設計画(The Programmefor Improvement and Constructionof Roads inKandahar and its environs))」供与額:18億円

  2. アフガニスタンでは、20年以上にわたる戦火により、全土を結ぶ幹線道路の交通は麻痺しており、早急な輸送網の整備は復興のための前提であり、特に国内幹線道路の整備が急務となっている。このため、アフガニスタン移行政権ではインフラ整備を重点分野の一つとして掲げており、効率的な運輸システムの構築を目指しており、わが国としても2002年9月の日米首脳会談での合意を踏まえ、日米共同事業として、カンダハルを中心に道路整備計画を展開してきた。

  3. 今回の道路セクター・プログラム無償は、現在整備中のカブール・カンダハル道路に続き、アフガニスタン移行政権からの強い要請を受けて行われるものであり、「カンダハル・へラート間幹線道路整備計画」、「カンダハル及びカンダハル近郊道路整備・建設計画」の整備に必要な資機材の購入費と役務費に充てるものである。

  4. わが国は、2002年1月にアフガニスタン復興支援国際会議を開催。以来、アフガニスタンの「平和の定着」のために実施した人道・復興支援の総額は今回の支援により約6億8,000万ドルになる。
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