国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

パラグアイの国立音楽学校に対する文化無償協力について

平成16年3月18日

  1. わが国政府は、パラグアイ共和国政府に対し、国立音楽学校が楽器を購入するため(the supply of musical instruments to the National Music School)、4,970万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が、3月18日(木)、東京において、わが方川口順子外務大臣と先方レイラ・ラチド外務大臣(Leila Rachid, Minister of Foreign Affairs)の間で行われた。

  2. パラグアイの国立音楽学校は、教育・文化省管轄下で設立された国内最大規模の音楽学校であり、全国の音楽教育施設で実践される音楽教育方法論を策定すると共に、各施設の活動評価を行う等、パラグアイにおける音楽教育の統括的機関として、質の高い音楽家育成につき中心的な役割を果たしている。また、同音楽学校では、青年海外協力隊が楽器演奏指導にあたっており、わが国との協力関係も活緊密ある。
     このような中、同音楽学校では、低所得層の青少年に対する音楽教育普及等の活動拡大に伴い、この5年間で学生数が8倍に激増しており、こうした状況に対応し十分な音楽教育・活動を維持するための楽器の整備が急務となっているが、同国の厳しい財政状況のため、自主購入は困難な状況にある。
     このような状況の下、パラグアイ政府は、国立音楽学校が楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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