国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

タンザニアの干ばつ被災民に対する食糧増産援助について

平成16年3月1日

  1. わが国政府は、国際連合食糧農業機関(FAO)を通じ、タンザニア共和国の干ばつ被災民対策に対し、1億3,000万円の食糧増産援助を行うこととし、このための書簡の交換が、3月1日(月)、ローマにおいて、わが方松原亘子在イタリア大使と先方デヴィッド・ハチャリックFAO事務局次長(Mr. David HARCHARICK, Graisse, Deputy Director-General)との間で行われた。

  2. タンザニアは、長期間にわたる干ばつの影響により農業生産が減少し、様々な地域において、慢性的な飢餓や経済の沈滞、また、HIV/エイズの流行のため多数の国民(約190万人)の食糧事情の悪化が深刻な問題となっている。
     このような状況の下、FAOは、干ばつ被災地における小農向け灌漑用水を用いた穀類栽培、実施関係団体による灌漑施設の自主管理体制確立および、農民に対する技術研修を行う計画を策定し、同国の食糧自給と栄養状況改善のために必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

  3. この事業の実施により、干ばつ被災地における小農を対象に食糧事情の改善がはかられることが期待される。
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