
中国の青海大学に対する文化無償協力について
平成16年2月20日
- わが国政府は、中華人民共和国政府に対し、青海大学が日本語学習機材を購入するため(the supply of Japanese language learning equipment to the Qinghai University)、4,740万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、 このための書簡の交換が、2月20日(金)、北京において、わが方阿南惟茂在中国大使と先方章新勝教育部副部長(Zhang Xinsheng,Vice Minister,Ministry of Education,the People's Republic of China)との間で行われた。
- 青海大学は、現在中国政府が取り組んでいる「西部大開発」政策の重点地域の一つ青海省にある唯一の総合大学であり、農牧業、工業技術、社会経済発展に貢献する人材育成を目的とする高等教育機関である。
同大学は、近年、わが国をはじめとする先進国の科学技術を学ぶため、外国語学習の環境整備に取り組んでおり、特に日本語については、2003年に専門学科、また他学部の学生用に第二外国語の授業を開設した。しかしながら、同大学では、日本語教育を行うための機材を十分に有していないことから、これら機材の整備が急務になっている。
このような状況の下、中国政府は、青海大学がこれら日本語学習機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。