
ウズベキスタンの国立サマルカンド外国語大学に対する文化無償協力について
平成16年1月23日
- わが国政府は、ウズベキスタン共和国に対し、国立サマルカンド外国語大学がLL機材(語学学習用機材)を購入するため(the supply of language laboratory equipment to Samarkand State Institute of Foreign Languages)、2,470万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が、1月23日(金)、タシケントにおいて、わが方河東哲夫在ウズベキスタン大使と先方ガニエフ・エリヤル・マジドヴィチ副首相(Ganiev EL'yar Madzjidovich, Deputy Prime Minister of the Republic of Uzbekistan)との間で行われた。
- 国立サマルカンド外国語大学は、ウズベキスタン第二の都市サマルカンドにおいて日本語を含む各種外国語教育を行う総合外国語大学であり、同国において日本語普及の裾野を広げるとともに対日理解を促進する上で重要な役割を果たしている。また、同大学外国語学部には、現在国際協力機構(JICA)のシニアボランティアとして2名の日本語教師が派遣されている他、来年より青年海外協力隊の日本語教師派遣が決まっており、わが国との強い連携のもと、日本語教育活動の充実化が図られている。しかしながら、同大学では、現在の高い対日関心を背景に来年より現在の日本語コースを学部に昇格させる予定であり、日本語学習機材の拡充を希望しているが、同国の厳しい財政状況のため、必要な機材の購入は困難な状況にある。
このような状況の下、ウズベキスタン政府は、国立サマルカンド外国語大学が日本語学習機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。