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グアテマラの国立サン・カルロス大学西部校に対する文化無償協力について

平成15年10月14日

  1. わが国政府は、グアテマラ共和国政府に対し、国立サン・カルロス大学西部校が視聴覚機材を購入するため(the supply of audio-visual equipment to the Occident Center of the University of San Carlos)、3,880万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が10月13日(日本時間14日)、グアテマラシティにおいて、わが方上野景文在グアテマラ共和国大使と先方エドガー・アルマンド・グティエレス・ヒロン外務大臣(Edgar Armando Gutierrez Giron, Minster of Foreign Affairs)との間で行われた。

  2. 国立サン・カルロス大学は、グアテマラ唯一の国立大学で、全国の主要都市に分校を有し、各分校毎に総合大学として機能している。また、同大学西部校は、先住民族の比率が住民の約6割を占めるケツァルテナンゴ市にあり、貧困層の多い先住民族への高等教育の普及を目指し、低い授業料で高等教育の場を提供している。このような中、同校では、医学部、理学部、工学部を中心に視聴覚機材を利用した授業の充実を図っているが、1970年代に購入した既存機材は老朽化が激しいため、新規機材の購入が急務となっているが、厳しい財政事情により、困難な状況にある。
     このような状況の下、グアテマラ政府は、国立サン・カルロス大学西部校が視聴覚機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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