
ドミニカ共和国のスポーツ・体育・余暇省に対する文化無償協力について
平成15年11月26日
- わが国政府は、ドミニカ共和国政府に対し、スポーツ・体育・余暇省が体育器材を購入するため(the supply of equipment for physical education to the Secretariat of State of Sports, Physical Education and Recreation)、4,840万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が11月25日(火)、サントドミンゴにおいて、わが方岡本治男在ドミニカ共和国大使と先方フランシスコ・ゲレロ・プラッツ外務大臣(Francisco Guerrero Prats, Secretary of State of Foreign Relations)の間で行われた。
- スポーツ・体育・余暇省は、ドミニカ共和国においてスポーツ・体育活動を推進する主務官庁であり、その活動の一環である各種スポーツ・体育施設の管理・運営等を通じて、スポーツ・体育活動振興のみならず、国民の健康増進に重要な役割を果たしている。また、同省は、一昨年スポーツ・エキスポを開催した際には、わが国のスポーツ文化紹介ブースを開設する等、日本とのスポーツ交流にも積極的に取り組んでいる。
このような中、民間資本のスポーツ施設が充実していないドミニカ共和国では、体操が公教育科目にも取り入れられるなど国民の需要は高く、国民にも親しみがあることから、体操関係の器材を公共スポーツ施設に整備することが急務となっているが、同国の厳しい状況のため、必要器材の購入は困難な状況にある。
このような状況の下、ドミニカ共和国政府は、スポーツ・体育・余暇省が体操器材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。