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ラトビア国立フィルム・写真・音声資料保存館に対する文化無償協力について

平成15年11月20日

  1. わが国政府は、ラトビア共和国政府に対し、ラトビア国立フィルム・写真・音声資料保存館が資料保存機材を購入するため(the supply of equipment for preservation of documents to Latvian State Archive of Film, Photo and Audio Documents)、2,450万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が11月20日(木)、リガにおいて、わが方長塚徹在ラトビア共和国臨時代理大使と先方マーリス・リエクスティンシュ外務次官(Maris Riekstins, State Secretary, Ministry of Foreign Affairs)の間で行われた。

  2. ラトビア国立フィルム・写真・音声資料保存館は、ラトビアの近代から現在に至るまでの歴史を語る上で欠かせない映画フィルム、写真、音声資料を合計約8万点を所蔵する国内最大機関であり、これら資料の保存と一般への提供、ならびに、各種教育機関での映写会等を通じて、同国の歴史文化の啓蒙・振興に大きな役割を果たしている。同館では、所蔵する資料の活用につき国内外から増大している要請に応えるべく、資料を保存・普及させていくための機材の拡充が急務となっているが、同国の厳しい財政状況のため、必要な機材の購入は困難な状況にある。
    このような状況の下、ラトビア政府は、ラトビア国立フィルム・写真・音声資料保存館が資料保存機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。

  3. なお、ラトビア国立フィルム・写真・音声資料保存館は、日本や日・ラトビア関係についての歴史映画フィルムも多く所蔵しており、今回の支援により、これらのフィルムの映写会が実施され、日・ラトビア関係の発展が期待される。
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