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マレーシアのSMSミリ寄宿学校に対する文化無償協力について

平成15年11月11日

  1. わが国政府は、マレーシアに対し、SMSミリ寄宿学校が日本語学習機材を購入するため(the supply of Japanese language learning equipment to the Residential School SMS Miri)、1,750万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が11月11日(火)、プトラジャヤ市において、マレーシア訪問中の川口順子外務大臣と先方YBダトゥーク・セリ・サイド・ハミド・ビン・サイド・ジャーファー・アルバー外務大臣(Y B Datuk Seri Syed Hamid bin Syed Jaafar Albar, Minister for Foreign Affairs of Malaysia)との間で行われた。

  2. 近年、マレーシアにおいては日本語学習熱が非常に高まっており、同国にある39校の寄宿学校のうち30校が日本語教育を行っている。その中でも特に教育レベルの高い優良校であるSMSミリ寄宿学校では、わが国大使館や国際交流基金が主催する日本語関連事業に積極的に参加し、日本語作文大会では過去3年間連続して3位入賞者を出す等、日本語教育に積極的に取り組んでいる。しかしながら、同校には十分な教育を行うために必要な機材が不足しており、機材の整備が急務になっているが、同国における予算には限界があり、機材の購入が困難な状況にある。
     このような状況の下、マレーシア政府は、SMSミリ寄宿学校が日本語学習機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
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