
チュニジア障害者スポーツ連盟に対する文化無償協力について
平成15年10月28日
- わが国政府は、チュニジア共和国政府に対し、チュニジア障害者スポーツ連盟がスポーツ器材を購入するため(the supply of sports equipment to the Tunisian Sports Federation for the Disabled)、4,300万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が10月28日、チュニスにおいて、川口順子外務大臣と先方ハビーブ・ベン・ヤヒヤ外務大臣(Habib Ben Yahia,Minister for Foreign Affairs )との間で行われた。
- チュニジア障害者スポーツ連盟は、首都チュニスの本部および4カ所の地方支部の下、全国106の障害者スポーツクラブが加盟するチュニジア唯一の障害者のためのスポーツ機関であり、障害をもつスポーツ選手の日常的なトレーニングから世界選手権の主催まで障害者のスポーツ振興に関し積極的に活動を展開しており、同連盟が組織するナショナル・チームはパラリンピックでメダル獲得の実績もある。しかしながら、同連盟の幅広い活動にもかかわらず、同連盟の所有するスポーツ器材は障害者用車椅子や限られた数の競技用器材のみであり、障害者のスポーツ人口に対する器材は質量ともに不足している。
このような状況の下、チュニジア政府は、チュニジア障害者スポーツ連盟がスポーツ器材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。