
ガーナの国立競技場に対する文化無償協力について
平成15年9月4日
- わが国政府は、ガーナ共和国政府に対し、国立競技場がスポーツ器材を購入するため(the supply of sports equipment to the National Stadium)、4,360万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が9月4日(木)、アクラにおいて、わが方浅井和子在ガーナ共和国大使と先方アクワシ・オセイ・アジェイ外務副大臣(Akwasi Osei-Adjei, Deputy Minister for Foreign Affairs)の間で行われた。
- 1960年に設立された国立競技場は、スタジアムを含む各種スポーツ施設を備え、ガーナのスポーツ選手のみならず、一般市民に対するスポーツ振興に不可欠な役割を果たしているほか、同競技場内にある体育館において、わが国の青年海外協力隊員の指導の下、ガーナ柔道協会による柔道指導が行われている。
しかしながら、同競技場は基礎体力増進のためのトレーニング器材を所有していなため、競技選手の技術向上や、一般市民の基礎体力向上のための効果的なトレーニングが実施できず、活動に支障をきたしている。また、同競技場では新たに機材の調達を希望しているが、同国の厳しい財政状況のため、購入は困難な状況にある。
このような状況の下、ガーナ政府は、国立競技場がスポーツ器材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。